治療した歯が痛い、ズキズキする その原因と対策を歯科医師が解説 - 瑞穂区・南区新瑞橋駅近くの歯医者【RYO JIMBO DENTAL 新瑞橋歯科・矯正歯科】

歯科コラム

治療した歯が痛い、ズキズキする その原因と対策を歯科医師が解説

治療した歯が痛い、ズキズキする その原因と対策を歯科医師が解説

こんにちは。

瑞穂区・南区の新瑞橋駅から徒歩4分の歯医者【RYO JIMBO DENTAL 新瑞橋歯科・矯正歯科】です。

歯科医院で治療をしたのに、家に帰ってから治療した歯が痛い、ズキズキする、そのような経験がある方は多いようです。

問題のある歯をきちんと治してもらったはずなのに、なぜ痛みが生じるのでしょうか。

ここでは治療後に歯が傷む理由と、痛むときの具体的な対策についてご紹介いたします。

治療をした歯が痛い理由

歯科医院で治療をしたのに、その後歯が痛くなるのには理由があります。

主な原因は「歯の中の神経」と「金属を被せたこと」に関係があります。

歯の中の神経が治療に反応しているから

歯を治療すると、歯の内部にある神経(歯髄)が治療によって過敏になり、治療後に痛みが生じることがあります。

治療後に歯が痛くなるケースは、歯の神経ギリギリまで治療を施されている場合が多いです。

削った刺激などに歯の神経が反応し、一定期間痛みが出ることがあります。

多くの場合、痛みは数日で治まるものの、状況によっては数か月痛みが続く場合もあります。

痛みが続く場合は、歯髄炎という歯の中心部が炎症を起こしているケースもあるので、状態によっては神経を取る処置が必要となります。

熱を伝えやすい保険の金属が入ったから

虫歯治療で保険適応の金属を入れると、金属が熱や刺激を伝えやすいことから、痛みが生じることもあります。

一般的に虫歯治療で入れる金属は、パラジウムを主原料とした銀色のものです。

これは熱を伝えやすく、特に熱いものや冷たいものを食べると歯に刺激が伝わり、痛みが出やすくなります。

金属を入れた直後は痛みが出やすいので、極端に熱いもの、冷たいものを食べるのは控えましょう。

また、金属を入れた当初は痛みが出ても、歯はしだいに象牙質という防衛反応を作り、痛みから守ろうとします。

そのため、痛みの多くは1週間程度で落ち着くことが多いです。

治療した歯がズキズキするのは根管治療に多い

治療した後に、歯がズキズキと痛む方もいらっしゃいます。

この痛みが生じる症状は、特に根管治療後に見られます。

根管治療とは、主に重度の虫歯に対して行われる治療です。

根管内の汚れた歯髄を取り除いたあと、虫歯を治療して歯を残す治療のことをいいます。

根管治療の後にズキズキとした痛みが生じるのは、主に2つの原因があります。

歯の根に膿がたまっている

根管治療をした後でも、歯の根の先部分に膿がたまっている場合は、ズキズキとした痛みが生じることがあります。

根管治療では汚染された歯髄を取り除きますが、根管は複雑な形をしているため、根元に膿が残ってしまうことがあります。

これにより膿を外に出そうとする免疫反応が活発になり、ズキズキした痛みが起こるのです。

多くの場合、一時的な痛みなので心配する必要はありません。

ただし痛みが1週間以上続く場合は、歯茎を切開し、取り切れなかった膿を出すなどの処置が必要です。

詰めた薬や炎症が原因

根管治療では、歯の神経を取り除いた後に、根管内部の洗浄と消毒を繰り返します。

その後、根管内に薬を詰めるのですが、その際に圧がかかるため、それが原因で治療後にズキズキと痛むことがあります。

また、歯を支える組織が炎症を起こすと、治療後に食事をするたびに歯が痛いといった症状が起こることもあります。

多くの場合3日~1週間程度で痛みは治まりますが、それ以上痛みが続く場合は歯科医師に相談しましょう。

治療した歯が痛い、ズキズキするときの対処法

治療した歯が痛むのにはさまざまな原因がありますが、多くの場合は3日程度で治まります。

しかし痛みがつらくて自分で対処しなくてはならない場合は、以下の対処方法を試してみましょう。

痛む側の頬を冷やす

応急的な対処法として、痛む患部を冷やす方法があります。

保冷剤や氷を清潔なタオルで包み、痛む頬の上からしっかりと冷やしましょう。

これにより血流が抑えられ、ズキズキとした痛みを軽減させることができます。

反対に、血流がよくなる行為は控えましょう。

たとえば熱いものを飲んだり、入浴や運動をしたりすると、血流がよくなり痛みが強くなってしまいます。

ロキソニンを飲む

ロキソニンは鎮痛剤の中でも歯痛を素早く抑える効果があります。

そのため歯科医院でも処方されることが多いです。

市販のロキソニンでも痛みを抑える効果はあるので、痛みがあるときは飲んでみるといいでしょう。

また軽くブラッシングをし、口内を清潔にしてみるのもおすすめです。

歯に汚れが詰まっていた場合、それを取り除くことで痛みが軽減されることがあります。

まとめ:治療した歯が痛い 不安なときは歯科医師に相談を

ここまで、治療した歯が痛む原因と対策について解説してきました。

今回の内容をまとめると、治療後に歯が痛む要因や対策は以下のようになります。

  • 歯の中の神経が治療に反応しているため
  • 熱を伝えやすい金属が入ったため
  • 歯の根に取り除けなかった膿が残っているため
  • 根管治療で詰めた薬や炎症が原因で痛みが生じるため
  • 痛みの応急処置としては、冷やす、ロキソニンを飲むことがおすすめ

治療した歯が痛い、ズキズキするといったことは、意外と多いです。

その痛みの多くは長くても1週間程度で治まりますが、不安なことがあればすぐ歯科医師に相談することが大切です。

RYO JIMBO DENTAL 新瑞橋歯科・矯正歯科では、初期の口腔内におけるリスク評価から、患者さまに合わせた最適な予防歯科プログラムを立案し、お口と歯のトラブルを防ぎ、健康を守っています。

昔治療した歯が痛む、他の歯科医で行った治療後に違和感がある、といった場合のご相談にも対応しているので、歯のことでお困りの際はぜひ当院にご連絡ください。

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