GBRとは?不可と言われた方のインプラントを可能にする治療法と費用相場は? - 瑞穂区・南区新瑞橋駅近くの歯医者【RYO JIMBO DENTAL 新瑞橋歯科・矯正歯科】

歯科コラム

GBRとは?不可と言われた方のインプラントを可能にする治療法と費用相場は?

GBRとは?不可と言われた方のインプラントを可能にする治療法と費用相場は?

インプラント治療を受ける際、口腔内の骨の厚みや高さが足りず土台がもろくなるため、受けられない場合があります。

しかし「GBR」なら、特殊な治療法で骨のバランスを整えることで、安定してインプラントが入れられます。

インプラントおよびGBRの施術を検討されている方へ、治療法を分かりやすく解説します。

また施術の費用相場、メリット・デメリットについても併せてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

GBRとはどのような治療法なのか

GBRとは、骨誘導再生医療とも呼ばれる治療法です。

インプラントを用いた歯の治療を行う際、十分な骨の厚みや高さがなければなりません。

特に虫歯や歯周病が原因で歯を失ってしまった方は、歯槽骨まで痩せてしまい、インプラント治療が行えないケースが大半です。

しかしGBRは骨造成を行うことで、足りない骨を補えます。

具体的な手法は次のとおりです。

  1. 骨を造りたい場所を決める。
  2. 場所が決まったら、骨の造形を助ける材料を入れる。
  3. 骨ができあがるのを待つ。

骨が育ったことが確認できれば、そのままインプラント治療へ移行します。

GBRにかかる費用相場

骨造成による歯の治療は、基本的に保険は適用されません。

そのため、GBRを行う場合、治療費は全額自費負担となります。

GBRの治療費の相場は、10万円から15万円が一般的です。

保険が適用される部分入れ歯の相場が1万円前後であるのに対して、かなり高額な費用がかかることは否めません。

ただし、インプラント治療は医療費控除の対象にできます。

確定申告時に申請を行うことで、インプラントの治療費の一部を還付金として受け取ることが可能です。

他の治療法との違い

歯の治療法のなかには、GBRと同じように足りない骨を補いインプラント治療を行うものが複数あります。

それぞれの治療法について、GBRとはどのような違いがあるかご説明しましょう。

サイナスリフト

サイナスリフトとは、GBRと同じく骨を増やして行うインプラント治療です。

GBRが下顎の奥歯や前歯の骨の幅や高さが足りないケースの治療に使用されるのに対して、サイナスリフトは主に上顎の奥歯部分に使用されます。

上顎洞の粘膜を持ち上げて造ったスペースに人工骨や自家骨を移植し、骨が育ったことを確認してからインプラントを埋め込むのが基本的な治療の流れです。

手術中は麻酔を行うため痛みはほとんどありませんが、歯肉の切開を行うため、術後に痛みや腫れが出る可能性があります。

ソケットリフト

ソケットリフトも、GBRやサイナスリフトと同じく骨を補いながら行われるインプラント治療です。

ソケットリフトはサイナスリフトと同じく上顎を対象とした治療法で、骨の厚みは十分あるものの、インプラントを埋め込む予定の箇所だけ骨が薄いケースに適用されます。

骨を増やすためにスペースを造って骨補填材を充填する必要がありますが、サイナスリフトに比べると傷口は小さく、麻酔が切れた後も痛みはほとんどありません。治療期間も短く済むのも利点です。

ただし、基本的に失った歯が1本のみなど、虫歯の範囲が狭いことが治療の条件のため、広範囲の歯を失っている場合は別の治療法を検討するようにしましょう。

GTR

GTRは歯周組織再生誘導法とも呼ばれる治療法です。

歯周病により溶かされてしまった骨などの歯周組織の再生を目的として行われます。

治療部分の歯茎を切開し、歯根面に付着した歯石やプラークを除去してから骨が失われた部分を人工膜で覆うことで、歯周組織の再生を誘導します。

GTRとGBRの最大の違いは、治療時点で歯が残っているかどうかです。

GTRは、歯の周りを取り囲んでいる歯周組織に接する骨欠損の治療法であるのに対し、GBRは歯が存在しない顎堤(骨の土手)の骨欠損に対して骨を造ろうとする治療法になります。

GBR治療のメリット

保険の適用範囲から外れてしまうGBRですが、治療を受ける側の方にとってはさまざまなメリットが存在する治療法です。

その具体的なGBR治療のメリットについてご紹介します。

顎の骨の厚みや高さが足りなくてもインプラントが施せる

インプラント治療には、土台となる顎の骨の厚みや高さが不可欠です。

そのため、十分な骨の厚みや高さがない患者については、インプラントを諦めなければならないケースもあります。

しかし、GBR治療により不足している土台の骨を補うことができれば、安全な治療を行うことが可能です。

従来の方法ではインプラント治療ができなかった患者にとって、GBRは救世主と言っても過言ではないでしょう。

インプラントの安定性が向上する

GBRは、土台となる骨を再生する治療法です。

必要な部分に必要な量の骨をピンポイントで再生できるため、適切な位置にインプラントを埋めることができます。

結果、治療後の歯の安定感も非常に高く、天然の歯と遜色ない噛み心地を実現可能です。

GBR治療のデメリット

インプラント治療を行いたい患者にとって多くのメリットが存在するGBR治療ですが、もちろんメリットだけが存在するわけではありません。

GBR治療を受けるにあたって、考慮しなくてはならないデメリットについてご紹介します。

通常のインプラントよりも施術時間がかかる

GBRは治療の特性上、通常のインプラントよりも施術の時間がどうしても伸びてしまうのが難点です。

基本的に治療が可能なサイズまで骨が再生するには3ヶ月から6ヶ月ほどかかるため、それまでインプラントを埋め込むことはできないといわれていますが、当院ではGBRと同時にインプラント手術を受けて頂くことが可能なので治療期間の短縮、複数回の手術による患者さんの負担を避けることができます。

喫煙者や糖尿病患者にとってはリスクがある

GBR治療は、移植した骨が感染を引き起こす可能性があります。

特に喫煙者や糖尿病患者はそのリスクが高く、GBR治療に向きません。

そもそも喫煙は、歯周病のリスクを2倍から6倍まで高めます。

歯の健康を損ないたくない方はすぐに止めましょう。

まとめ

インプラントは、歯を歯根から固定できるため、天然の歯に近い噛み心地が得られる治療方法です。

いくつか治療条件があるため全ての方が受けられる治療方法ではありませんが、それぞれの治療法のメリットとデメリットを比較しながら、最適な治療法を選択しましょう。

「RYO JIMBO DENTAL 新瑞橋歯科・矯正歯科」では、患者一人ひとりの歯の状態を見極めながら治療を行っています。

豊富な治療実績もあるため、GBRを検討している方は一度ご相談ください。

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