矯正中に口内炎ができる原因とは?対処法も紹介 - 瑞穂区・南区新瑞橋駅近くの歯医者【RYO JIMBO DENTAL 新瑞橋歯科・矯正歯科】

歯科コラム

矯正中に口内炎ができる原因とは?対処法も紹介

矯正中に口内炎ができる原因とは?対処法も紹介

こんにちは。

瑞穂区・南区の新瑞橋駅から徒歩4分の歯医者【RYO JIMBO DENTAL 新瑞橋歯科・矯正歯科】です。

歯列矯正によって、口内炎が発症する場合があります。

なぜ、歯列矯正中に口内炎ができるのか、その原因を解説します。

あわせて、口内炎ができたときに心がけること、歯科医院で実施している対処法もご紹介いたします。

矯正中に発症する口内炎の種類と原因

歯列矯正の方法には、マウスピース矯正と、ワイヤー矯正の2通りの方法があります。

いずれの方法を選択したとしても口内炎は発症するといわれていますが、なぜ、矯正器具を装着していると口内炎が発症するのでしょうか。

その原因は、矯正器具のサイズにあります。

マウスピースやワイヤー矯正時に使用する「ブラケット」と呼ばれる装置のサイズが口に合っていないと、頬や唇の粘膜に当たり、傷ができる場合があります。

この傷ができた箇所に、細菌が入り込み、口内炎を発症するのです。

このことを「カタル性口内炎」といいます。

なお、次の症状が見受けられる場合は、カタル性口内炎の恐れがあるので、歯科医院を受診しましょう。

  • 腫れた部分が熱を帯びている
  • 頬や舌など矯正器具により傷ついた箇所が赤く腫れている
  • 水ぶくれができている
  • 唾液の量が増えた
  • 唾液の粘り気が強くなってきた

口内炎が悪化すると、食事が取れなくなるほどの痛みを伴う場合もあるので、なるべく早めに受診することをおすすめします。

その他の口内炎の種類と原因

歯列矯正中は、カタル性口内炎以外にも、次の口内炎を発症する場合があります。

  • アフタ性口内炎
  • カンジダ性口内炎
  • ウイルス性口内炎
  • アレルギー性口内炎

口内炎の種類によって、原因や症状の現れ方は異なるので、注意しましょう。

それでは、それぞれの原因と特徴をご紹介します。

アフタ性口内炎

アフタ性口内炎とは、疲れやストレスによる免疫力低下が原因となって引き起こされる口内炎をいい、数ミリ程度の白くて丸いできものができるといった症状が見受けられます。

一般的には約10日程度で治癒するとされていますが、悪化を防ぐためにも毎日状態を確認しましょう。

カンジダ性口内炎

カンジダ性口内炎とは、口内に存在するカンジダ菌が不衛生な状態によって増殖したことで発症する口内炎をいいます。

発症すると、患部は白いこけのような膜で覆われ、その後、赤くただれるといった症状が見られます。

ウイルス性口内炎

ウイルス性口内炎とは、ヘルペスやクラミジアなどのウイルスが原因で発症する口内炎をいいます。

喉の奥や歯茎にできやすく、患部は水ぶくれとなり、発熱やかゆみといった症状も現れます。

アレルギー性口内炎

特定の薬品や食べ物、金属によって引き起こされる口内炎をアレルギー性口内炎といいます。

アレルギー性口内炎の場合、口内の腫れや痛みだけではなく、場合によっては手足が腫れたり、かゆくなったりすることがあります。

なお、金属アレルギーの方は、金属製の矯正器具によってアレルギー性口内炎を引き起こす恐れがあるので、矯正前に事前に歯科医院に相談しましょう。

矯正中に口内炎ができたときに心がけること

歯列矯正中に口内炎ができた際には、悪化を防ぐためにも次のことを心がけましょう。

口内炎を刺激しない

口内炎ができると違和感や痛みを覚えますが、刺激しないようにしましょう。

食事の際は、口内炎ができていないほうの歯で噛むようにすると、食材が患部に触れることを防げます。

口腔内を清潔に保つ

口腔内で細菌が増殖すると、口内炎が発症しやすくなります。

特に、歯列矯正中は、矯正器具に汚れが詰まるなどの理由で口腔内環境が悪化しやすくなるので、洗口液を活用するなどの入念な口腔内のケアをおすすめします。

食事バランスを整える

ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンA・ビタミンCが不足すると口内炎ができやすくなります。

歯列矯正中に口内炎ができにくい状態を保つためにも、これらの栄養素を意識して摂取するようにし、食事バランスを整えましょう。

それぞれの栄養素が多く含まれる主な食材は次のとおりです。

  • ビタミンB2…納豆、わかめ
  • ビタミンB6…マグロ、カツオ
  • ビタミンA…ニンジン、カボチャ
  • ビタミンC…トマト、ピーマン

食材からの摂取が難しい場合は、サプリメントを活用する方法もあります。

歯科医院で実施している矯正中の口内炎への対処法

歯列矯正中に口内炎を発症した場合は、なるべく早めに歯科医院を受診しましょう。

歯科医院であれば、悪化を防ぐためにも次のような方法で対処してくれます。

矯正用ワックスを使用する

矯正器具が頬や舌に当たって痛い方は、矯正用ワックスの使用を検討してみましょう。

矯正用ワックスで矯正器具を覆うことで、矯正器具が粘膜に当たるのを防げるので、口内炎改善だけではなく、予防にも役立ちます。

矯正用ワックスは、矯正器具の種類によって使用方法が異なります。

通信販売で購入することも可能ですが、期待通りの作用を得るためにも、歯科医院に相談の上、購入しましょう。

矯正器具を調整する

矯正用ワックスを使用しても痛みが軽減しない場合は、矯正器具のサイズが適していない恐れがあります。

歯科医院に相談し、矯正器具を調整してもらいましょう。

まとめ:歯列矯正による口内炎でお悩みの方は歯科医院へご相談ください

今回の内容を改めて以下にまとめます。

  • 歯列矯正中にはカタル性口内炎を発症しやすい
  • カタル性口内炎以外にも、アフタ性口内炎・カンジダ性口内炎・ウイルス性口内炎・アレルギー性口内炎になる場合がある
  • 口内炎ができた場合は、口内炎を刺激しない・口腔内を清潔に保つ・食事バランスを整えるといったことを日常生活において心がけることで状態の悪化を防げる
  • 歯科医院では、口内炎への対処法として“矯正ワックスの使用”、“矯正器具の調整”を行っているので、口内炎が気になる場合は歯科医院に相談する

歯列矯正における口内炎のお悩みはつきものです。

口内炎が悪化すると発熱や手足の痛みといった症状も現れる恐れがあるので、早めに信頼できる歯科医院へ相談することが大切です。

RYO JIMBO DENTAL 新瑞橋歯科・矯正歯科では、無料カウンセリングを通じて、患者さまのニーズを把握し、治療と治療後のアフターケアを行っています。

さらに、歯列矯正だけではなく、口腔内の健康を保つサポートも行っていますので、歯列矯正および口内環境に関するお悩み・疑問がある方は、ぜひ当院にご相談ください。

関連記事

インプラントに保険が適用しないのはなぜ?保険が効くケースとは 歯科コラム

2023.05.23

インプラントに保険が適用しないのはなぜ?保険が効くケースとは

オールセラミックの特徴と費用をご紹介!メリットとデメリットも 歯科コラム

2023.06.20

オールセラミックの特徴と費用をご紹介!メリットとデメリットも

ジルコニアセラミックのメリットとは?ジルコニアとセラミックの違いも解説 歯科コラム

2023.06.20

ジルコニアセラミックのメリットとは?ジルコニアとセラミックの…

治療した歯が痛い、ズキズキする その原因と対策を歯科医師が解説 歯科コラム

2022.07.21

治療した歯が痛い、ズキズキする その原因と対策を歯科医師が解…

月間アーカイブ

お問い合わせ

Contact
スケジュール

※祝日がある週は水曜日診療

tel.052-693-5000 〒457-0012
名古屋市南区菊住1-4-10 1F
QRコード

新瑞橋歯科・矯正歯科
LINE